古希祝いの掛け時計

まるでふわふわの花じゅうたんの芝桜が咲き誇るのどかな春の丘を思わせるイラストのような薄いピンク色の美しい檜の無垢材を時計にしました。時計のベースには関東最強パワースポットで有名な三峯神社のある秩父で切り出された希少な天然檜です。耳（樹皮を剥いだ部分）を残して無垢材ならではの自然素材感を堪能できるようにしてあります。

古希のお祝いの記念の時計になるよう時刻目盛りには紫色のチェコガラスを使用し、時刻目盛りの数字には紫色のパープルハートという中米から南米北部に生育するマメ科の木を切り出して作成しました。まるで染色したような紫色ですが、木本来の色で、紫外線に当たるとより深みを増した色になります。

時刻目盛りの数字は、落ち着いた印象の字体をひとつずつ切り出しているのでその立体的な陰影で視認性が大変よくなっています。仕上げには檜の香りを損なわないよう、蜜蝋クリームを塗って仕上げています。

ムーブメントは、カチコチ音のしないクオーツ時計のスイープを使用しているので、リビングや寝室の時計としてもご利用いただけます。壁へのあたり部分は、壁を保護するようにフェルト仕上げになっています。ムーブメントのまわりに隙間があるのは、将来のムーブメント交換の際にどのようなものとでも交換できるようにとの配慮から大きめに加工しています。