子供も見やすい木婚式の掛け時計２

けやきの無垢板を丸く切り出し、内側を一段ドーナツ状に彫り込んで十二支を配置した木婚式の記念の掛け時計です。けやきは、日本を代表する樹木で耐朽性、保存性がよく最良の材質の木で、お寺や大黒柱に好まれて使われる建築材としてだけでなく、和家具の最高級品としても重用されています。
お子様が時計を見やすいように一番外側に分目盛りを配しました。分目盛りには白い樹脂の丸棒を埋め込み、5分おきに丸く切ったメープルに分の数字をレーザー刻印して見やすく・わかりやすくしました。時刻数字は、誰にでも読み取りやすい書体にし、メープルからひとつずつ切り出しましたので、陰影で見やすくなっています。
数字の内側には、一段ドーナツ状に彫り込んで十二支を配置しました。十二支は、けやきの木の上で騒がしくならないように、それぞれの動物にあった木を選定し作成しました。ネズミはアガチス、ウシはシャム柿、トラはケヤキ、ウサギはメープル、タツはパープルハート、ヘビはブナ、ウマはマホガニー、ヒツジはメープル、サルはカリン、トリはメープル、イヌはアガチス、イノシシはウエンジから切り出して、アクリル塗料で仕上げました。
針は先が細くなったストレートデザインで長針と短針は白色で秒針は金色にしました。
時計のベースや数字は木の風合いを損なわないよう、蜜蝋クリームを塗って仕上げてあります。
ムーブメントには、セイコークロック株式会社製のものを使用しているので、安心してお使いいただけます。そして、カチコチ音のしない滑らかな動作のクオーツ時計（スイープ）なので、静かにご利用いただけます。また、壁に取り付ける際に使用するフックなども背面板に当たらないように取り付け金具周辺も彫り込んであります。壁へのあたり部分は、壁を保護するようにフェルト仕上げになっています。