木目を堪能できる掛け時計１（屋久杉）

屋久杉とは、屋久島に自生する樹齢1000年以上の杉の木のことです。従って、木目も1000年分以上あり、一般の杉材より、その表情が豊かになり、個性的になります。高級材として家具、建具のほか建築の天井板、欄間、工芸品などに使われています。 その屋久杉を丸い時計にするために直径286ｍｍに切り出し、古木をイメージさせるよう中心部分を丸くなめらかに盛り上げたデザインは、さらにその大変緻密な木目を堪能できるようになっています。
この時計は、自然が生み出した屋久杉の緻密な木目を堪能するための造形と、スタイリッシュな数字の都会的な印象と森と渓流の水しぶきを感じさせるスワロフスキーの時分目盛りを融合させたデザインの時計になっています。
時刻目盛りの数字はハードメープルからひとつずつ切り出し、その立体的な陰影で視認性が大変よくなっています。分・秒目盛りはスワロフスキーを用い、５分毎に色と大きさを替えることで時間を読み取りやすいようにしました。
屋久杉そのものの風合いを損なわないように仕上げに蜜蝋クリームを使用しています。そのため、屋久杉固有の香りも身近に感じることができます。
ムーブメントには、セイコークロック株式会社製のものを使用しているので、安心してお使いいただけます。そして、カチコチ音のしない滑らかな動作のクオーツ時計（スイープ）なので、寝室の時計にもご利用いただけます。また、可能な限り無垢板の中に埋め込み、壁に取り付けたときのでっぱりを少なくするようになっています。ムーブメントのまわりに隙間があるのは、将来のムーブメント交換の際にどのようなものとでも交換できるようにとの配慮から大きめに加工しています。壁へのあたり部分は、壁を保護するようにフェルト仕上げになっています。